ブログ開設時、サイトにアクセスできなくなった私の体験をもとに、解決方法についてシェアします。
舞い込んだ恐怖のメッセージ
先日、2つ目のブログを立ち上げました。
途中までは順調だったのですが、SSL設定をした際に派手にやらかしてしまいました。
※SSL化:サイトの通信を暗号化すること。これにより、アドレスがhttp://からhttps://に変更されます。
呑気にブログの設定をしていたBookDogのPCに、こんなメッセージが突然現れました。
画面まっしろ、頭もまっしろ。
カチャカチャカチャ…(入力し直す音)
http://でもhttps://でも開けない・・・。
嘘でしょ・・・。
何度も何度も入力し直しても、出てくるのは同じ画面。
Windowsネットワーク診断ツールを実行してみても、出るのは恐怖の白い顔。
「このサイトにアクセスできません」
あぁ無情・・・・。
管理画面にも辿りつけない!
OPENもしていないのに、このまま永久に閉鎖なの!?
NOOOOOOOOOOOOOO!!!
涙目になり大量の汗が噴き出します。
解決法を調べてみても、何だかよくわからない。
再起動したら良いだの、キャッシュクリアすべきだの、諦めた方がいいだの…。
再起動もしたしキャッシュもクリアしたけど解決の気配はない。
白目になって、しばらく意識を失っていました。
間違いに気づいたBookDog
たくさんの白メッセージの間に、一瞬こんなメッセージが出ました。
実はBookDog、最初のブログ立ち上げの際の手順を記録してありまして、新ブログの立ち上げはそれに沿って設定していました。
けれどSSL化をした後に
と、ちょっとアレンジしてみたのでした。
みなさん聞いて下さい!実は勝手なことをしただけではありません。
せっかちなBookDogは、リダイレクト設定をした(つもり)にも関わらず設定が上手く切り替わらないことにイライラし、設定を削除してはまた設定するということを数回繰り返したのです。
せっかちにもほどがあるな。
さすが、エレベーターのボタンを高速で5回は押すBookDogじゃ!
リダイレクトがきっかけなのは分かりましたが、重要なのは解決すること。
解決方法を検索すると、「リダイレクトループ」という言葉が目に飛び込んできました。
簡「リダイレクトループ」とは、不適切なリダイレクトを行ったために、A⇔Bの間を永遠に転送され続ける状態です。
この状態で諦める人もかなりいるそう・・・。
また白目になって、しばし意識を失うBookDog。
この時点では、リダイレクト方法のミスよりも、削除と設定を繰り返したことが原因だと思っていました。
解決策を求めてネット上を彷徨い、とうとうx-server内にマニュアルがあることに気づいたんです。
ホームの上、この部分からマニュアルを閲覧できます。
解決方法を見つけた!
開くとたくさんのメニューがあるのですが、
「サーバーについて」というところから「サイト転送設定」と「Webサイトの常時SSL化」という項目内を確認しました。
はい。ここにはっきり書いてありますね。
※サブドメインを含む、同一ドメインのURLにはリダイレクト設定はできません。
同一ドメイン内でリダイレクト設定を行う場合は、.htaccessファイルで設定してください。
さっそく、x-serverのサーバーパネルに戻り、「サイト転送設定」を削除。
正しい設定をしましょう。
SSLの設定はこちら。
x-serverマニュアル~webサイトの常時SSL化へはこちらから
独自SSLの設定が完了した時点では、自動的に「https://~」のURLへ転送されません。
Webサイトにおけるすべての表示を常時SSL化する場合は、「.htaccess編集」で以下の記述を追加します。
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} !on RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]「http://~」のURLでアクセスした際、自動的に「https://~」のURLへ転送されていれば設定完了です。
WordPressの設定は済んでいたので、これで無事にブログが表示されるようになりました。
X-serverでの常時SSL化のすべての手順はこちら↓↓↓
coming soon…
まとめ
適当さとせっかちさ丸出しの失敗でしたが、恥ずかしながらアップさせていただきました。
誰かのお役に立てれば幸いです。
私の場合の解決法と、今回のトラブルで得た教訓は以下の通りです。
1.SSL化後の転送は、「サイト転送設定」ではなく「.htaccess編集」で設定する
2.「サイト転送設定」を削除し、「.htaccess編集」で設定する
コンテンツ管理システム上の設定も忘れずに
3.設定中であれば、手順に間違いがないか振り返る
4.ブログ開設の手順を記録しておくと、トラブルの原因探索に役立つ
5.サーバーのマニュアルで自分の手順を確認してみるのが有効